MENU

初めてホットフラッシュがきた日。「知っていてよかった」と思ったこと

「これが、ホットフラッシュなのかもしれない」。
そう思うようになったのは、ここ2〜3年のことです。最初に気になったのは、夏になるとやたらと頭に汗をかくようになったことでした。

もちろん、夏だから汗はかく。
出身は北国。もともと暑さが得意なほうでもありません。

でも、なんだか今までとは違う。
少し外を歩いただけなのに、後頭部の髪が濡れている。髪を結んでいると、毛先までしっとりするほど汗をかいていることもありました。髪をほどくと、お風呂上がりみたいに濡れています。

「私、こんなに頭に汗をかく人だったっけ?」
最初は、そのくらいの感覚でした。

目次

今年になって、汗のかき方がさらに変わった

そして今年。

頭だけではなく、顔にも驚くほど汗をかくことが増えてきました。

ちょっと動いたとき。
ご飯を食べたとき。
料理をしているとき。

どれも、もともと汗をかきやすいシチュエーションではあります。
でも、その量が以前とは違う。

顔から汗がポタポタと垂れてくるほどで、一度汗をかき始めるとなかなか引かない。タオルで拭いても、またじわっと出てくる。そんなことが増えてきています。

「ああ、これがホットフラッシュなのかもしれないな」と思うようになりました。

特につらいのが、料理をしているときです。
わが家のキッチンはあまり風通しがよくありません。

火を使って料理をしていると、ただでさえ暑いところに体の内側からも熱がこもるような感覚が重なって、とにかく暑い。最近は、ミニ扇風機を回したり、ネッククーラーをつけたりしながら料理をすることもあります。

以前なら「料理するだけでここまで汗をかく?」と思っていたかもしれません。でも今は、これも40代になった私の体に起きている変化のひとつなのかもしれない、と考えています。

そもそも、ホットフラッシュって?

ホットフラッシュは、更年期にみられる代表的な症状のひとつです。

急に顔や上半身が熱くなる「ほてり」や「のぼせ」、大量の汗が出る「発汗」などが代表的で、日本産科婦人科学会でも、更年期障害の症状として「ほてり・のぼせ・ホットフラッシュ・発汗」が挙げられています。 

厚生労働省の研修資料でも、突然顔が熱くなったり、汗が止まらなくなったりする症状が繰り返し現れることが、ホットフラッシュの特徴として紹介されています。 

更年期には、女性ホルモンのエストロゲンが大きく揺らぎながら低下していきます。
(→関連記事:女性ホルモンは40代からどう変わる?)

その変化などによって体温調節に関わる仕組みが不安定になり、暑いわけでもないのに突然ほてったり、汗が噴き出したりすることがあります。

だからホットフラッシュは、「暑がりになった」「汗っかきになった」だけでは説明しにくいような現れ方をすることもあるのです。

「汗をかく=ホットフラッシュ」とは限らない

ただ、ここは大事なところ。

汗が増えたからといって、すべてが更年期によるホットフラッシュとは限りません。暑いときや運動をしたとき、辛いものを食べたときなどに汗をかくのは、ごく自然な体の反応です。

また、ホットフラッシュのような症状の背景に、甲状腺や血圧など別の問題が隠れている可能性もあります。厚生労働省の資料でも、ホットフラッシュと思われる症状がある場合に、必要に応じて医療機関で確認することの大切さが示されています。 

「40代だから」「更年期だから」と、何でもひとまとめにしてしまわないこと。
一方で、更年期に入ってこれまで経験したことのない汗のかき方やほてりが出てきたら、「もしかしたら更年期の変化かも?」と気づくこと。

その両方が大切なのだと思います。

知っていたから、「これか」と思えた

私は30代後半の頃、更年期について勉強する機会がありました。そのときにホットフラッシュという症状についても知っていました。

だから自分の汗のかき方が変わってきたとき、

「何これ、怖い」ではなく、

「ああ、これがそうなのかもしれない」と思うことができました。

もちろん、知っていたから汗が減るわけではありません。料理中に顔から汗がポタポタ垂れてくれば、やっぱり暑いし、不快です(笑)。
外出中に、こんな汗のかきかたをして「恥ずかしい」と感じてしまうケースも多々あります。

それでも、「自分の体に何が起きているのか、まったくわからない」という不安がないだけで、受け止め方はずいぶん違いました。

体が変わる前に、知っておく

更年期のことを知るのは、不調が出てからでも遅くありません。

でも、自分の体が変わる前に少しだけ知っておくと、実際に何かが起きたとき、「これって、もしかして」と気づくきっかけになります。

更年期にはホットフラッシュだけでなく、本当にさまざまな変化があります。
(関連記事→更年期っていつから?)

だからこそ、必要以上に怖がるのでも、全部を「年齢のせい」で片づけるのでもなく、今までの自分との違いに気づいてあげること。

それも、40代から自分の体と付き合っていくためのひとつの方法なのかもしれません。

関連記事

「更年期っていつから? 40歳になる前に知っておきたい体の変化」
女性ホルモンは40代からどう変わる?

参考にした情報

・公益社団法人 日本産科婦人科学会「更年期障害」
・厚生労働省「女性の健康相談に係る相談員向け研修資料」

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

たふのアバター たふ ライター

40代後半のライター。
体も、暮らしも、働き方も、今の自分に合うものへ。
気になることを調べたり、試したり、比べたりしながら、「今の私にちょうどいい」を探しています。

コメント

コメントする

目次