雨が降る前になると、なんとなく頭が重い。
いつもより眠い。
やる気が出ない。
体がだるい。
はっきり「ここが痛い」と言えるわけではないけれど、なんだか調子が出ない。
以前は、そんな日があっても、
「今日は疲れているのかな」
くらいにしか思っていませんでした。でも、あるとき「天気痛」という言葉を知って、
「この不調って天気に関係しているんだ」と気づきました。
それから天気や気圧を意識してみると、「やっぱり」という日が少なくありませんでした。
頭痛だけじゃなかった。私の「なんとなく不調」
「天気痛」と聞くと、最初に思い浮かぶのは頭痛です。
実際、雨の前に頭が痛くなるという話はよく聞きますし、主の症状としてはやっぱり「頭が痛い」というのはあります。
ですが、それだけではありません。
頭が重い。
眠い。
なんとなく体がだるい。
集中できない。
やる気が出ない。
病院へ行くほどではないけれど、いつもの自分とも少し違う。いってしまえば、いわゆるただの疲労とも似ているし、PMSにも通じる。
寝込むほどの体調不良ではないけれど、「パフォーマンスが上がらない」という感じ。
仕事を始めてもなかなかエンジンがかからなかったり、いつもならサッとできることに時間がかかったり。「今日はなんでこんなにダメなんだろう」。以前なら、自分の気持ちや根性の問題にしてしまうこともありました。
でも、体調と天気の関係を意識するようになってから、少し見方が変わりました。
そもそも「天気痛」って?
天気や気圧の変化に伴って起こる体調不良は「天気痛」、「気象病」などと呼ばれています。
症状は頭痛だけではなく、めまい、倦怠感、耳鳴り、関節痛、睡眠の不調などさまざま。気圧や気温などの変化がストレスとなり、自律神経のバランスに影響することなどが関係すると考えられています。
また、片頭痛は天候の変化の影響を受けることがあり、日本頭痛学会の資料でも気圧や気温の変化との関連が紹介されています。
つまり、
「雨の日に頭が痛い」だけが天気による不調ではない。
私が感じていた「なんとなくだるい」「眠い」「気分が乗らない」といった変化も、天気と体調の関係を考えるきっかけになりました。
ただし、頭痛やめまいなどには別の病気が隠れていることもあります。「天気のせい」と自己判断してしまわず、症状が強い、続く、いつもと違うと感じる場合などは医療機関に相談することも大切です。
更年期と天気痛、関係はある?
そして40代の私たちにとって、もうひとつ気になるのが「更年期との関係」です。
更年期には、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が大きく揺らぎながら低下していきます。その影響などから自律神経のバランスも乱れやすくなり、頭痛やめまい、だるさ、発汗、気分の落ち込みなど、さまざまな不調が現れることがあります。
一方、天気痛も、気圧などの変化を内耳が感知することによって、自律神経のバランスが乱れることなどが関係すると考えられています。
つまり、更年期の不調と天気による不調には、「自律神経」や「頭痛・めまい・だるさ」といった共通点があるということ。
そのため40代以降に「最近、雨の日になると調子が悪い」と感じても、それが更年期によるものなのか、天気によるものなのか、あるいは両方が重なっているのか、自分ではわかりにくいこともあります。
私自身も、「40代だから」「更年期だから」とひとまとめにするのではなく、どんな日に、どんな不調が出ているのかを見ることが大事なのかもしれないと思うようになりました。
そこで役立っているのが、天気や気圧の変化をチェックすることです。
天気痛予報を見るようになった
自分の不調と天気がつながっているかもしれないと思ってから、気圧の変化をチェックするようになりました。
今は、天気予報を見るのと同じ感覚で、「明日は気圧が下がるんだ」と確認しています。もちろん、予報を見たからといって不調がなくなるわけではありません。
でも、
「明日はちょっと調子が落ちるかもしれない」と知っているだけでも、私はずいぶんラクになりました。
予定を詰め込みすぎない。
できる仕事は先にやっておく。
調子が出なくても、「今日はそういう日かもしれない」と考える。
天気そのものは変えられないけれど、自分の予定なら少し調整できます。
調子の悪い日に「100%」を求めない
これは天気痛に限った話ではないのですが、40代になってから意識するようになったことがあります。
それは、
毎日同じように動けなくてもいい。ということ。
昨日はどんどん仕事が進んだのに、今日は全然集中できない。そんな日があると、以前は「昨日はできたのに」と思っていました。でも、体調は毎日同じではありません。
睡眠も違うし、疲れ具合も違う。そして天気も違う。
だったら、毎日100%で動けることを前提にしなくてもいいのかもしれません。
調子のいい日に進める。
調子の悪い日は、できることをやる。
「今日は70%くらいでいい」と最初から決めてしまう。
そうすると、「できなかったこと」よりも「今日できること」に目を向けやすくなりました。
自分なりの「対処法」をいくつか持っておく
もうひとつ意識しているのが、不調を感じたときに自分がラクになる方法をいくつか持っておくことです。
私の場合は、無理をせず少し休む。必要なときは薬に頼る。そして、気分を切り替えたいときには好きな香りを使うこともあります。
香りで天気痛そのものを治す、という意味ではありません。ただ、調子が悪い日は気持ちまでどんよりしがち。そんなとき、好きな香りを嗅ぐと自然と息を吸い込みたくなって、ちょっと気分が切り替わることがあります。
「これをすれば絶対大丈夫」というものをひとつ探すより、
今の自分には何が心地いいか。
その日の状態に合わせて選べるものがいくつかあるほうが、私には合っているようです。
自分の「調子が悪くなるパターン」を知っておく
40代になって感じるのは、体調を整えるためには、「何をすればいいか」と同じくらい、自分がどんなときに調子を崩しやすいのかを知ることも大切だということです。
睡眠不足の翌日。
忙しい日が続いたあと。
そして、天気が大きく変わるとき。
自分のパターンが少しずつわかってくると、不調が出たときにも、「なんで今日こんなにダメなんだろう」ではなく、「今日はこういう日なのかもしれない」と考えられるようになります。
天気は変えられない。
年齢とともに変わっていく体も、昔とまったく同じにはできない。だったら、今の自分の調子を知って、それに合わせて過ごし方を少し変える。それも、これからの自分と心地よく付き合っていく方法のひとつなのだと思っています。
私がチェックしているサイト
・天気痛予報アプリ
天気予報を見るような感覚で、気圧の変化や天気痛が起こりやすいタイミングをチェックできます。私は「明日はちょっと気をつけよう」と、予定や過ごし方を考える目安にしています。


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